希望の灯りのロケ地はどこ?巨大スーパーマーケットの場所と名前についても

2019/04/10
 
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扉子
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2019年4月5日に公開された映画「希望の灯り」

クレメンス・マイヤーの短編小説「通路にて」を原作とする映画の舞台は、旧東ドイツがあったライプツィヒの巨大なスーパーマーケットでした。

今回は映画「希望の灯り」のロケ地となったスーパーマーケットなどについて調べてみました。

 

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映画「希望の灯り」のロケ地

本作の舞台は、会員制の巨大スーパーマーケット。

日常的に足を運ぶようなスーパーとは様子が違うこの場所は、広々とした空間や高い天井が特徴的です。

そんな巨大スーパーでのシーンですが、撮影に使用された場所の1つに「HAMBERGER」というお店があるようです。

「HAMBERGER」の公式サイトを見てみると、店名のロゴの下に「der grosmarkt fur gastronomie & handel」の文字があります。

公式サイトはこちら→HAMBERGER

私はドイツ語に詳しくないので大雑把な訳になってしまいますが、どうやら「美食とトレード(貿易)の卸売市場」というような意味。作中の巨大スーパーと同じく、食品も取り扱っていることには間違いなさそうです。

このようなお店で撮影されたシーンもあるということは、かなりリアリティが高い「ドイツの巨大スーパーの風景」が見られそうです。

特徴的な場所が登場する作品を見ると、ロケ地に行ってみたくなる方も多いと思います。

が、ドイツまで行くというのはなかなか難しいものがありますよね。

少しでも近い雰囲気を日本で味わおうとするなら、おすすめなのはコストコでしょうか。

私も行ったことがありますが、非日常的な雰囲気がありワクワクする場所でした。

近くにある場合は、作中のシーンを思い出しつつ店内を歩いてみると楽しいかもしれません。

 

映画「希望の灯り」に登場する巨大スーパーマーケットの場所

作中の巨大スーパーマーケットが建つのはライプツィヒ近郊の田舎町。

あたり一面は畑、遠くに見えるのは高速道路という風景が広がっています。

本作の舞台は田舎の雰囲気が漂う場所ですが、近くにあるライプツィヒは歴史的に大きな動きがあった都市です。

旧東ドイツの位置にあたるライプツィヒ。

ベルリンの壁の崩壊、そして東西ドイツの統一のきっかけとなる住民運動が始まったのはこの地です。

また、ライプツィヒは音楽をはじめとした様々な文化が栄えた都市としても知られています。

ベルリンの壁崩壊から時代をさかのぼり19世紀。

この時代にはメンデルスゾーンやシューマンが活躍し、”音楽の都”として名を馳せました。

日本の滝廉太郎や斎藤秀雄も、ライプツィヒの音楽院で学んだ人物です。

他にも書籍や美術も栄えたこの街には、バッハやゲーテ、ニーチェを輩出したライプツィヒ大学もあります。

そして、本作の監督であるトーマス・ステューバーもライプツィヒの出身。

また、マリオン役のザンドラ・ヒュラー、ブルーノ役のペーター・クルト、さらに原作小説の作者であるクレメンス・マイヤーも旧東ドイツの出身者です。

ライプツィヒやその周辺都市に馴染みのあるキャスト・制作陣が複数参加しており、リアリティのある自然な空気感が味わえそうです。

 

映画「希望の灯り」あらすじとキャスト

 

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あらすじ

建設現場での仕事をクビになった内気な青年クリスティアンは、田舎に建つ巨大スーパーマーケットの在庫管理担当として働き始める。

少し風変りだが、心優しい従業員たちが働くこの店。

仕事を教えてくれる先輩従業員ブルーノは、クリスティアンにとって父親のような存在となる。

通路で出会った年上の女性従業員マリオンは謎めいた雰囲気を持ち、そんな彼女にクリスティアンは恋心を抱く。

深夜の巨大スーパーマーケットを舞台に、素朴な人々の日常を穏やかに描いたヒューマンドラマ。

 

キャスト

クリスティアン: フランツ・ロゴフスキ

1986年2月2日ドイツ、フライブルク生まれ。2007年から俳優、ダンサー、振付師として活動。映画の出演作は「ヴィクトリア(2015)」、「ハッピーエンド(2017)」。2018年には本作と「未来を乗り換えた男」の2作品で主演を務め、ベルリン国際映画祭シューティング・スター賞、ドイツアカデミー賞主演男優賞を受賞。

マリオン: ザンドラ・ヒュラー

1978年4月30日ドイツ、テューリンゲン生まれ。ドイツを代表する女優のひとり。卓越した演技から、2003年に演劇雑誌「ホイテ」で最優秀若手女優賞を受賞。映画デビュー作となった「レクイエム~ミカエラの肖像(2005)」では精神不安定な女性ミカエラ役を務め、ベルリン国際映画祭銀熊賞、ドイツアカデミー賞主演女優賞など受賞多数。

ブルーノ: ペーター・クルト

1957年4月4日ドイツ、ギュストロー生まれ。「グッバイ、レーニン!(2003)」や「僕とカミンスキーの旅(2015)」に出演した中堅俳優。「ヘビー級の心(2015)」では主演。難病であるALSと診断された元一流ボクサーが最後の戦いとして過去に向き合おうとする姿を好演し、ドイツアカデミー賞主演男優賞を受賞。

 

まとめ

クリスティアンと同じく、新生活を始める人も多い4月。

新しい環境では気を張り詰めることも多く、気づいたら疲れてしまっていることも多いもの。

穏やかな雰囲気に包まれた映画「希望の灯り」で心を癒し、ほっとひと息つくのはいかがでしょうか。

 

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