風立ちぬで外にベッドがある理由は?結核の悪化と治療の関連性についても

2019/04/11
 
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扉子
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2019年4月12日夜9時から日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放送される映画「風立ちぬ」

↑これは2013年公開当時のツイッターです

 

この中で主人公の堀越二郎の妻である、里見菜穂子が結核にかかり療養するシーンがあります。

この療養するシーン、同じ病気にかかっている患者がベッドを一斉に外に出し

毛布にくるまっているという今から考えるとかなり衝撃的なシーンです。

今回はこの映画「風立ちぬ」で里見菜穂子なぜ結核の療養のために

外にベッドを置き毛布にくるまっているのかという事についてお伝えします。

 

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風立ちぬで外にベッドを置いていた理由

映画「風立ちぬ」で主人公の妻であるヒロイン里見菜穂子が

高原の療養所で外にベッドを置き毛布にくるまって寝ていた理由は

結核の治療法のひとつ、大気安静療法を行っていたからです。

ですから映画「風立ちぬ」でベッドを外に置いていたのは結核の治療の為でした。

でもみんな毛布をかぶって中にはもう一枚かけてもらってる人もいますから寒いんでしょうねきっと。

 

実際に行われていた外にベッドを置いての結核の療養

現在は抗結核薬がありますが、映画「風立ちぬ」の時代、

つまり昭和初期には結核の治療薬等はなく、

結核の治療法は安静にして栄養を取る方法しかありませんでした。

この療法はサナトリウム療法とも呼ばれ、ヨーロッパでも行われていました。

高い緯度と新鮮な空気、良い栄養が結核に有効と考えられたことから

高原にサナトリウムが建設されることとなりました。

 

この当時結核は治療法がなかったので病院ではなくサナトリウム(療養所)に患者は入所しました。

確かにこの大気安静療法で良くなる人もいたのですが、

それは大気安静療法が結核治療に功を奏したという意味ではなくて、

本人の自然治癒力が高かったという結果のようです。

ですから治療方法がない結核患者が唯一頼れる療法が大気安静療法だったのですね。

 

その後結核には外科療法が登場します。

結核菌に侵された肺を切除するのです。これはもう戦後の事ですが。

さらにその抗結核薬が開発され、

大気安静栄養療法がどのぐらい治療に影響与えるのか調べられました。

その結果服薬さえきちんとしていれば大気栄養療法は、

治療の成果に影響がないということがわかっています。

 

映画「風立ちぬ」のヒロイン里見菜穂子は

最終的には結核で亡くなってしまいます。

大気安静療法はやはり効かなかったのだと考えられますね。

 

外にベッドで風邪をひかないのか

山の綺麗な冷たい空気を吸うことが、

結核の治療になると考えられていた時代に行われていた大気安静療法。

見るからに寒そうで風邪をひかないのかなと思ってしまいますが、

そういう記録は見つかりませんでした。

 

しかし結核で免疫力が下がっているところに

冬なら乾燥している外に出て、

もちろん空気中に風邪のウィルスがたくさんいますから

それを吸ってしまったらいくら安静にしているとはいえ

風邪を引くこともあったのではないかなとは簡単に推測できることです。

 

結核に対する有効な治療法がなかった時代、

そして日本全体が貧しく積極的な治療を国が推進できなかった時代には、

ただ寝ておくだけという待機安静療法は国が推進することができる唯一の両方でした。

ですから結核療養所の建設については国が補助金を出していたそうです。

大気安静療法は本当に安静にしておかなければならず、

トイレにすら自分の足では行かせてもらえませんでした。

本当に暇すぎておかしくなりそうですよね…。

 

まとめ

2019年4月12日夜9時から日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」で放送される映画「風立ちぬ」。

その中に出てくる菜穂子が毛布にくるまって外にベッドで寝ているシーンにについてお伝えしました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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