風立ちぬのドイツ語挿入歌の和訳は?どんな意味なのか歌詞を考察!

2019/04/11
 
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扉子
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2019年4月12日夜9時から、日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて映画「風立ちぬ」が放送されます。

これは昭和初期の飛行機設計士・堀越二郎の物語です。

この中でドイツ語の挿入歌が使われているのをご存知ですか。

このドイツ語の挿入局にはどういう意味があるのでしょうか?

今回は映画「風立ちぬ」のドイツ語の挿入歌の訳や意味をまとめました。

 

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ジブリ映画「風立ちぬ」ドイツ語挿入歌の訳

映画「風立ちぬ」で謎のドイツ人カストルプがピアノ弾きながら歌っている、

ドイツ語の挿入歌は「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」という曲です。

「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」の全体的な訳は、

今起きている事は夢なのだろう

今自分が何をしてるのかわからない

今日はすべてのおとぎ話が本当になる

今日は1つあることが明らかになる

ただ一度だけ二度とない

本当だとしたら素敵すぎる

奇跡のように私たちに黄金の輝きが天国から降り注ぐ

といったような、

とても素晴らしい幸運が今自分の身に起きていることが信じられない、

これは本当なのだろうか、夢なのだろうか、とにかく私は今とても素敵な気分である、

ということを歌っている一見ハッピーな歌なのです。

 

この挿入歌は「会議は踊る」というドイツの映画に使われていた曲です。

映画「会議は踊る」はウィーン会議に訪れたロシアの皇帝アレクサンドル一世と、

町娘クリステルの淡い恋の物語です。

クリステルは相手がロシア皇帝だとは知らずに好きになってしまうのですが、

身分違いの恋は悲しい別れを迎えてしまいます。

クリステルがロシアアレクサンドル一世の別荘に招かれる時、

歌っていた曲がこの「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」と言う曲なのです。

 

クリステルは身分違いの恋とは知りながら、

好きになった人と逢瀬を重ねることは

やっぱり黄金の輝きが降り注ぐ位嬉しく明るい春の日差しのような気持ちになる、

その気持ちが歌われている挿入歌です。

 

しかしこの歌詞の中には、恋の破局を予感させるかのような歌詞が入っています。

「ただ一度だけ」という歌詞ですね。題名にもなっています。

「会えるのはもうこれ以降はない」ということが暗示された明るい中にも悲しさの残る歌であります。

 

ジブリ映画「風立ちぬ」ドイツ語挿入歌に込められていた意味

 

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映画「風立ちぬ」のドイツ語挿入歌「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」に込められた意味は、

やはり「ただ一度だけ」と言う題名そのままだと思います。

ロシア皇帝アレクサンドル一世に恋心を抱き会うのを待ち焦がれていたクリステル、

結核にかかりながらも二郎を愛し二郎と共に生きていくことを望みながら亡くなった菜穂子。

一度きりの人生の中の、さらに一度だけの輝きを精一杯享受して楽しみ幸せを感じようとした、

女性の健気さや、しなやかさ、強さ、儚さ、美しさを表している挿入歌だと思います。

 

ところでこの「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」という曲が

なぜこの時代に日本で歌われていたかということですが。

映画「会議は踊る」は1931年にドイツで作られました。

日本ではこの映画を1934年に東和商事が輸入配給しています。

映画「会議は踊る」は日本でヒットし、

その中の挿入歌であった「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」もヒットしたそうです。

 

1931年にドイツで作られてから1933年にヒトラーが首相になり、

ドイツではこの映画はヒトラーによって上映を禁止されてしまいます。

しかし日本では太平洋戦争の初期1940年頃まで何度も公開されていました。

その中でこの「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」という挿入歌は、

とても印象的であったため若い世代にも好まれました。

また第二次大戦以前は旧制高校・旧制中学で、

英語以外ではドイツ語を外国語として教えていた為に

ドイツ語に親しい人が多かったのも「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」が流行った理由です。

みんなが歌えたのは流行曲だったからなのですね。

 

 

ジブリ映画「風立ちぬ」ドイツ語のセリフシーンの意味

日本は映画「風立ちぬ」の時代、ドイツから技術を学んだり、

ヒトラーが政権を握ってからは日独同盟を結ぶなど、日本とドイツは関係を深めていきました。

 

映画「風立ちぬ」の時代に日本はドイツと技術提携をしていました。

といってもその当時ドイツの方が技術的には先を行っていたので、

日本はドイツの技術を習得する立場でありました。

主人公である堀越二郎がドイツのユンカース工場に見学に行った時に、

断られるシーンがあります。

 

ここがドイツ語のシーンになりますが、

守衛が

「日本人はここに近づくな、日本人はすぐ真似をする、技術はわがドイツの財産だ」と怒ります。

二郎の友人である本庄がこの守衛に噛み付きますが、二郎はそれを諌め、

「われわれは技術提携のためにこの工場を訪れた。

この倉庫に入ったのは契約に基づく正当な行為である」

と自分たちの正当性を訴えます。

しかし守衛は日本人に対して良いイメージを持っていなかったのか

「われわれは日本人をウロウロさせるなと命令されている」

と頑です。

 

このシーンの意味ですが、この夜二郎と本庄は警察に追われている男を目撃します。

この男実は「日本人をウロウロさせるなと命令されている」と告げた守衛だと推測されます。

この当時ドイツの航空機技術は一企業の技術にとどまらず、

国家機密ともなる位の大変重要な秘密でした。

ですからスパイやまたそのスパイを追う警察が工場やドイツそのものにたくさん暗躍しており、

飛行機技師やその技術を盗もうとする各国のスパイ、などを追っていたのでした。

二郎たちもそのスパイだと疑われているような状況だったのです。

 

戦争中の、誰が敵で誰が味方なのかわからない緊迫した世相を表す意味を持ったシーンでした。

 

まとめ

2019年4月12日夜9時から日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて放送される

映画「風立ちぬ」の中に出てくるドイツ語の挿入歌と、

ドイツ語の印象的なシーンについてお伝えしました。

 

ドイツ語の挿入歌「Das Gibt’s Nur Einmal(ただ一度だけ)」の原曲は

クリステルの大変可愛らしい歌声で歌われています。

水晶のような歌声は逆に終わる恋の悲しさを表しているような気がしますね。

映画「風立ちぬ」の中ではみんなが合唱します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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