犬鳴村伝説は真実か嘘か?実在する地図の場所や現在の状況を調査した

2019/04/05
 
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扉子
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2020年に劇場公開が予定されている映画「犬鳴村」

 

数々のホラー作品を手掛けてきた清水祟監督と、最恐クラスの心霊スポット「犬鳴村」伝説が出会うことで、一体どんなレベルの恐怖が産み出されてしまうのか…少しだけ興味があります(ビビリ)

さてこの犬鳴村伝説、あまりに凄惨過ぎて映画では年齢制限必至と思われますが、本当に実在する場所なのか疑わしくなりますよね。

今回は犬鳴村の住所や地図、伝説の真偽などについて調べてみました。

 

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犬鳴村は地図に実在する場所だった?

”地図から抹消された村”とも呼ばれた犬鳴村は福岡県に存在します。いえ、正確には存在しました。

犬鳴ダムの完成により、集落の大部分がダムの底に沈んでしまったのですね。

犬鳴ダムの住所は

〒822-0134
福岡県宮若市犬鳴72

 

となっており、県道21号線のすぐ側にあります。

 

 

犬鳴村の正式名称は犬鳴谷村で、明治22年の町村制度施行の際に周囲の村々と合併して吉川村になりました。

国土地理院のサイトより、過去の航空写真に写っている様子が見られます。

国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス

 

しかしながらこの犬鳴谷村、犬鳴村伝説とは無関係のようでした。

 

犬鳴村伝説は真実?嘘?

 

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都市伝説としての犬鳴村は、旧犬鳴トンネルの近いところにあるとされています。

上の航空写真だと、右上の旧犬鳴峠側かと。しかし航空写真からはそれらしき物は発見できませんでした。

 

犬鳴村伝説についてもっと詳しく調べてみると

・トンネルの前に「白のセダンは迂回してください」という看板が立っている
・犬鳴村の入口に「この先は日本国憲法は一切通用しません」という内容の看板が立てられている
・犬鳴村の入り口には掛かると音が鳴る罠が仕掛けられている
・村に住む人に見つかると鎌を持って追いかけてくる
・村の広場に、村人に殺されたカップルが乗っていたボロボロの白いセダンが放置されている
・村は江戸時代より以前から差別を受けており、外部との関わりは一切無く完全自治区となっている
・携帯電話は圏外となり繋がらない
・近親同士で婚姻を繰り返している
・若いカップルが面白半分で犬鳴村に入り、村人に惨殺された

 

以上のような説がありましたが、全て事実確認はされていませんでした。

 

 

実際に行かれた方のブログなども見てみましたが、有った見つけたといった類のブログは無かったですね。

やはり都市伝説は都市伝説に過ぎなかった、ということでしょうか。

 

犬鳴村伝説が生まれた背景として、とある殺人事件が関係しているのではと考えました。

1988年12月、地元の少年グループらによる監禁殺人事件があった。
2人の少年が帰宅途中の工員を車を見つけて「貸してくれ」と頼んだ。しかし工員が断った為2人は腹を立て、工員の車を奪い、また工員も一緒に連れ去り仲間の家に監禁。その後少年グループらは工員を旧犬鳴トンネルに連れて行き、殺害に及んだ。

 

また2000年には死体遺棄事件があったり、犬鳴峠周辺が冬場に雪が積もりやすく凍結が多いことから交通事故多発地区になっているのも因果関係があるかもしれません。

 

犬鳴村の現在の状況を調査

犬鳴村が都市伝説と分かったのですが、それでもほぼ毎日のように訪れる人はいるようです。

 

「行くなら複数人で明るいうちに」というのはこの手のスポットの鉄則かと思います。

同じ目的の人と出くわす可能性は大きいですが、出会った人が必ずしもいい人とは限りませんからね。何か有っても自己責任ですよ。

 

まとめ

映画「犬鳴村」の公開に因んで、犬鳴村の伝説について調べてみました。

「来る」の時も思いましたが、本当に怖いのは生きている人間の方だというのをしみじみと感じました。

 

怖い物見たさで心霊スポットに近づくのもいいですが、くれぐれも気を付けて行ってくださいね。

 

 

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